治療全般
自費診療とは「保険外診療」のことであり、別名自由診療とも呼ばれています。診療において支払う費用は全額自己負担となりますが、高度で質の高いサービスが提供されます。
ホワイトニング
①生活習慣による着色~食事や嗜好品により着色していきます。茶渋や赤ワイン、コーヒー、コーラやカレー、タバコなどが着色の原因になります。②加齢による変色~年齢を重ねることによって歯の内側にある象牙質の新陳代謝が低下し、徐々に歯の色が濃くなります。③歯の構造の変化~歯の病気や外傷、薬の副作用(主に抗生物質)で歯の色が変化することがあります。
ホワイトニングの効果が持続する期間は、その方の嗜好、色に対する間隔、歯の構造によって個人差があります。
髪が伸びてきたら美容院に行くように、「色がついてきたな」と思った時が、次のホワイトニングに行くタイミングです。
ホワイトニング後には、人により「刺激感」が出ます。これは「過酸化水素」による脱水症状が原因で、歯には問題ないと考えられています。「刺激感」はその方の“エナメル質の厚さ”により異なりますが、約24時間以内に解消し、元の状態に戻ります。
ビヨンドライト、エターナルホワイトによるホワイトニングの場合、およそ45分で完了します。ヘアカットやネイルケア、お茶を飲む程度の時間ででき、とても簡単です。初めての方の場合、白さを持続させるためには、続けて2回以上のホワイトニングを行うとよいでしょう。
過酸化水素を使用したホワイトニングはアメリカで開発され、長年にわたり使用されてその安全性が証明されています。またオフィスホワイトニングで使用する「 ビヨンドライト」及び「エターナルホワイト」は発熱がなく、紫外線もカットされているので歯に安全です。
「ホワイトニング」はその名の通り、白くすること。ここでいう「ホワイトニング」は過酸化水素という薬剤を使用して、歯の中の着色物質を分解し、歯を白くすることです。その方法には、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、お家で行う「ホームホワイトニング」があります。
矯正治療
装置を初めてつけたり、力を調整したときには、歯が浮くような感覚があります。個人差がありますが、数日でおさまります。
矯正歯科治療の前に歯の検査をしてむし歯や歯周病がある場合は、先に必要な治療をすませてから矯正歯科治療をします。
歯とあごの大きさの不調和が著しい場合は、抜歯が必要となりますが、乳歯から永久歯に代わる頃やあごの成長が旺盛な時期治療を開始すれば、歯を抜かず、
矯正歯科治療は原則として保険がきかず、特殊な治療を除き、自費負担になります。症状にもよりますが、5万円からのものや20~40万円かかるものなどあり、支払方法にもいろいろとございますのでご相談ください。
もちろん大人でも矯正歯科治療はできます。最近は日本でも、大人で矯正歯科治療する人が増えています。年齢に上限はありませんが、成長期にある子どもは成長・発育を利用しながら治療を進められるので条件がより有利になります。
不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。治療開始時期は症状により異なります。
小児矯正治療
当初は少ししゃべりづらくなりますが、慣れれば普通に話せるようになります。
通常のスポーツなら基本的に大丈夫ですが、激しいスポーツや格闘技は装置が唇や歯ぐきにぶつかりケガをする事があります。心配な場合は相談のうえマウスガードなどを使用しスポーツを楽しんでください。
矯正歯科装置を使う動的治療中は、月に1度のペースで通院になります。保定期間に入ると3~6ヶ月に1度の通院となります。
インプラント治療
手術自体は麻酔をして行うので、ほとんどの場合、痛みもありませんが、術後の1~2日、痛み・腫れが出ることがあります。歯科医の指示に従い、食事も固い物を避けるなどの配慮をしましょう。
長持ちさせるには、自分の歯と同じように毎日の手入れが必要です。指導されたブラッシング方法で磨き、定期的な検診は必ず受けましょう。
インプラントの本数、上顎か下顎かにより治療期間は異なりますが、インプラントが周囲の骨になじみ、人工の歯をかぶせるまでに約3~6か月かかります。治療中は仮歯や仮の入れ歯を入れるので食事や会話に支障はありません。
年齢の上限はありませんが、骨の状態によっては、治療ができない場合があります。他の病気や健康状態によっても受けられない場合がありますので、きちんとした診断を受けよくご相談ください。
インプラントは医療費控除対象となります。医療費控除とは、自分とその生計をひとつにする親族の年間医療費が10万円(所得合計が200万円までの方は所得合計額の5%)を超えた場合、確定申告時に治療費の領収書を提出することで、税金の還付が受けられる制度です。
インプラントの埋入本数、使用する素材、手術方法などによって変わってきますので、費用については、治療を行う前に説明をよく聞いて、不明な点は事前にしっかりと質問してください。
体内での安定性が非常に高いチタンに、骨とのなじみをさらによくする表面処理を施した素材を使用しています。チタンがアレルギーを引き起こす確率は非常に低いです。
詰め物・被せ物
下地に金属を使用しているものは、歯ぐきとの境目が見えてしまう恐れがあります。その場合はオールセラミックやe-maxが境目が天然歯のようできれいな仕上がりになります。
種類により、汚れ(プラーク)がつきにくく、半永久的に白さを持続する素材もございます。
セラミックの歯は素材が硬すぎると対合歯が削れてしまい、審美的ではあるが割れやすいというイメージがあります。e-maxなら高い強度がありながら天然歯に近い摩耗性を持っており、対合歯にも優しい素材です。
金属を使用しないため、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーの心配がありません。光の透過性が天然歯に最も近く、前歯部の審美治療に最適です。強度だけでなく、美しさも抜群で、特に歯ぐきとの境目が天然歯のようで治療後の仕上がりも自然です。
お値段が安価なところはメリットですが、金属を使用している場合、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色や、金属アレルギーの心配が挙げられます。